タイ寺院 – シレー島
ワット・バン・コー・シレイは、プーケットタウンから車ですぐのところにあるにもかかわらず、多くの人が見逃しがちな寺院です。本土とは橋で繋がれた小さな島、コ・シレイの東端の丘の上にあります。頂上からは、漁船、港、そして周囲の海岸線など、海を一望できます。
この寺院は、戒壇内に静かに横たわる大きな涅槃仏で最もよく知られています。全長約19メートルのこの仏像は、何十年もの間ここに鎮座しています。境内には柵や入場券はなく、地元の人々が立ち止まって敬意を表したり、線香をあげたり、静かに座ったりする静かな空間となっています。
この寺院のユニークな特徴の一つは、ミャンマーの有名なチャイティーヨー・パゴダに着想を得た金色の岩のレプリカです。この地域に定住したモン族の職人の協力を得て建造されました。丘の端近くに鎮座するこの岩は、ミャンマーのパゴダと同じように金色に塗られ、バランスよく配置されています。大きさはそれほど大きくありませんが、特に近隣のモン族コミュニティにとって、大きな意味を持っています。
寺への道は急ですが短く、境内は静かです。簡素な寺院で、今でも毎日利用されています。観光客向けに建てられたわけではありませんが、いつでも開いています。
わずか20平方キロメートルの小さな島で、ワット・コー・シレイは遠くに見えます。車で簡単にアクセスでき、寺院の周囲には亡くなった人々を祀る小さな祠が数多く建ち並ぶ小道があります。駐車可能な場所に車を停めて、寺院まで歩いて行き、プーケットの街を一望できる美しい景色をお楽しみください。
注意:涅槃仏の写真を撮りたい場合、寺院内に立っているおじいさんに寄付を求められてしまいます。これは非常に珍しい行動で、おじいさんはかなり不機嫌なので、寄付箱に小銭を入れるのが良いでしょう(とにかく親切な心遣いです)。